アメフロ観光局

ディズニーパークのBGSなど調べたことや興味があることを記録していきます。

TDRアンバサダー就任セレモニーで用いられた楽曲(1)

 現在、TDRアンバサダーは任期が2年(2014年までは1年)であり、それに合わせ、パークでは、就任セレモニーが行われます。ミッキーやダンサーたちが歌い踊り、華やかに執り行なわれることが特徴的です。

 セレモニーでは、過去のショーや海外パークの楽曲がアレンジされたものが用いられることが多いのですが、現地では楽曲名が明かされることは無く、気に入ったとしてもなかなか見つけることができないのが現状です。今回は、2001〜2006年までに行われたセレモニーのオープニング楽曲をまとめてみました。

 

<2001年 1月1日>

 https://www.youtube.com/watch?v=llJBrMp9G_Y

楽曲名:Mickey Mouse, Donald Duck, Goofy & the Gang (Words & Music : Terry Dempsey)

 

 この楽曲は、1985年の10/9〜18日に開催されたショー「ディズニー・ミュージカル・ファンタジー」で用いられたものです。リメンバーザドリーム(2003)でも使用されましたが、セレモニー同様に歌詞がアレンジされています。(リメンバーザドリームでの日本語詞:Yuko NakamaとCDジャケットに表記されています)

 また、♪Fantasyから始まる冒頭部分は、キッズオブキングダム(1983)やDpop Magic(2003)などで用いられた Fantasyland(Words & Music : Marilyn Keith / Norman Luboff)だと思われます。ちなみに「♪ファンタジー 夢の国 ディズニーランド」は、英語詞では「♪ Fantasy is a land here At Disneyland」と歌われています。

 

<2002年1月1日>

 https://www.youtube.com/watch?v=vFQfUp6S3vs

楽曲名:Let's Celebrate(Words & Music : Steve Skorija, Lisa And Gordon Goodwin)

 

 オープニングでの楽曲は、以前行われていたカウントダウンパレードや最近では2020年のディズニーシー、お正月グリーティングでも使われていました。原曲は、WDWの20周年テーマソングだそうです。ユーキャン発売のトレジャーズ・オブ・ファンタジーボックスに収録されているとのことですが、持っていない為に作曲者等はわからず・・・(https://dpost.jp/2018/07/02/wp-43436/)

 2001年に限定発売されたカウントダウンパーティの音源にも、この楽曲が収録されています。(https://www.youtube.com/watch?v=vf-YsRJeV8o 7:29〜)

 

●追記(2020/5/25)

情報をいただきました!ありがとうございます!

 Steve Skorijaさんは、Brad Kelleyさんと東京ディズニーシー・テーマソングの共同での作曲の他、ディズニーロックアラウンドザマウスのミュージックプロデューサーとして関わられているようです。

 Lisa GoodwinさんとGordon Goodwinさんのお二人は、最近では、ファッショナブルイースターに♪Feel the Joy Riseや♪Fashion Fantasyの楽曲を提供されており、また、2015年版では全体のアレンジや編曲も担当されています。他にもTDL15周年の♪ディズニーカーニバルの作曲・作詞や20周年のギフトオブドリームスに♪バッグオブドリームスのテーマを提供されるなど、長きに渡り東京のショーに関わりのある方のようです。

 

<2003年1月1日>

 https://www.youtube.com/watch?v=yp9CWi1uoiY

 楽曲名 : This Is the Place (Words & Music : Dana Reed)

 

 言わずと知れた、東京ディズニーリゾートのテーマソングですが、セレモニーで用いられた日本語詞、ポップバージョンはあまり知られていないのではないでしょうか?

 また、このセレモニー以外にも、2002年に行われた第一生命主催 Let’s Shere a Dreamsのオープニングでも用いられています。

(https://youtu.be/QIFBipE0thI)

個人的には好きなアレンジの1つです。

 

<2004年1月1日>

 https://www.youtube.com/watch?v=C1xuH36Rtrw

楽曲名 : This Is the Place (Words & Music : Dana Reed)

 

<2005年1月1日>

動画が見つけられず・・・

 

<2006年1月1日>

https://youtu.be/fxyWA4-vT8I

楽曲名

オープニング:Any Dream Is Possible (Words & Music : Michael Weiner and Alan Zachary)

エンディング:Share A Dream Come True (Words & Music : 不明)

 

 オープニングは、20周年キャッスルショー「ミッキーのギフトオブドリームス」で用いられた楽曲のアレンジです。キャッスルショーver.と異なり、アレンジver.では、男女別パートまでは英語詞で歌われています。

 作詞・作曲を担当されたお二人は、25周年に行われた、ミッキーのドリームカンパニー(2009)の他、ステップトゥシャイン(2017〜18)に♪Step on Upという楽曲を提供されています。

 エンディングの楽曲はWDW30周年テーマソングで、TDL25周年に行われたアニバーサリーグリーティングではミッキーたちが合唱したのが印象的です。CDでは、25周年CDアルバムの他にユーキャン発売のCD BOX Dreamsにも収録されているようですが、持っていない為に作曲家などがわからず・・・。

セレモニーなどでよく用いられるポップバージョンは、未だCD収録されたことはないですが、いつかは発売されればと思います。

 

2007年以降は(2)に続きます。

アミティにあるレストラン。

今日はUSJについて。
USJの映画ジョーズを元に作られたアミティエリアには、アミティ・ランディング・レストランがあります。
今日はこのレストランについて。
まずはこちらの写真。
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(http://usjinfo.com/wait/sp/restOne.php?id=15)
写真を見てわかるようにレストランは元造船所という設定になっています。
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造船所は全てのボートのサイズやデザイン、そして修繕などの作業もしていたようです。

1枚目の写真、後ろ側(料理を受け取るカウンター)は元は、鉄などを溶かしたり加工する場所だったそうです。
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店内には様々な小道具が置かれています。
例えばこちら。
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こちらは入り口付近に置かれている木箱。
木箱にはNOVA SCOTTAと書かれています。
これはノバスコシア州のことを指します。
カナダに存在する州です。
CODとはタラのことで17世紀の植民地以来、州経済の柱となっていました。

続いてはこちらの樽。
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樽に書かれているPITCHとは樹脂という意味があるので、もしかすると造船の際に使っていたのかもしれません。
それ以外には石油を蒸留した際に出る、黒いカスのことを指すそうです。

店内は作業場とオフィスに分かれています。
オフィスには海にまつわる本などが飾られています。

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店内にはその他にも、タイタニックの詳細が書かれたものや造船中の写真などが飾られています。少し、東京ディズニーシーのセイリング・ブュッフェに似ているような気もします。(設定や大きさなど全然違いますが…)



タワテラで流れているBGM

タワーオブテラーで流れているBGMについて、まとめてみました。

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・タワテラ周辺(FP発券所、屋外Qライン周辺)
まだ判明していないものもありますが、現時点でわかっているのは
*Prelude,The City
*The Elephant Man Theme
*The Hill
*The First Floor
*A Time To Kill
*Tempo Di Uccidere
*Marion
*Cabin1
です。(間違っていたらすいません…)
曲の特定についてはhttp://youtu.be/ahBR_bIkdEEを資料として使いました。

1.3.7.8曲目は映画「サイコ」のサウンドトラック。
サイコホラー系のサスペンスで1960年に公開されました。

二曲目は映画「エレファント・マン」のサウンドトラックで、1981年に公開されました。

五曲目は映画「評決のとき」(原題 A Time to Kill)のサウンドトラックです。1996年に公開されました。

六曲目は映画 Tempo di uccidere のサウンドトラックです。1990年に公開されました。

・ロビー(一部除く)や書斎、秘密の倉庫等はこのアトラクションの為に作られたBGMだと思われます。

印象に残るのはやはり、書斎やエレベーターを降りた後に流れるあのミステリアスなBGMではないでしょうか?
ちなみに作曲を担当したのは、ティンカーベルピーターパン2などを担当したジョエル・マクニーリー氏です。

余談ですが、ユーキャンの30周年記念CDボックス「Happiness」にはこれらが収録されています。


タワーオブテラーの元写真

 東京ディズニーシー史上最恐と言われるタワーオブテラー。

 その舞台となるホテルハイタワーは、相当凝って作られたストーリー等によって成り立っています。それは小道具にも表れていて、例えばウェイティングエリアやメモラビリアにはハイタワー三世の遠征時の写真が飾られています。今回はその写真の元ネタを紹介してみようと思います。
 
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上の写真はQラインの掲示板等で紹介されている、アトランティスボールルームで撮られた写真です。ハイタワー氏が写っていて、本当にホテル内で撮られたような演出がなされています。しかし、この写真には元ネタ写真があります。
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元写真がこちら(上)
この写真はニューヨークの高級ホテル、ウォルドーフ=アストリアホテルのボールルームで1906年に撮られたものなんです。
写っているのは共和党の方々だとか。
1枚目には垂れ幕とハイタワー氏が追加されています。
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上の写真は、1892年冬にニューヨークで撮られたものです。
Qラインにある掲示板には、上の写真にホテルハイタワーとハイタワー三世が加えられています。
合成後の写真は下記URLよりどうぞ。
 
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そしてもう一枚。
下の写真は、ハイタワー三世がインド遠征をした時のものです。
真ん中にいるのはハイタワー三世の秘書、スメルディングです。
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写真自体が撮られたのは1903年だそうです。
右側の男性は「最も背が高いカシミール人」だとか。(自信がないので、誤りがあればどなたかご指摘お願いします。)
 
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次もインド遠征時の写真です。
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駕篭にはハイタワー三世とスメルディングが写っています。
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20世紀初頭にインドで撮られたものです。
真ん中の人物の顔がハイタワー三世に変わっています。合成が本当に上手い!笑
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上の写真に写っているのは、ハイタワー氏の書斎に入る前にガイドの説明を受けるウェイティングルームに置かれているボードです。
写真はムトゥンドゥ族の村で撮られたものです。真ん中にはシリキが写っています。
 
元ネタ写真はこちらです。
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写真は1890年に撮られたそうです。
上記URL、写真の紹介文には
Bulawayo Ndebele Native. Circa 1890
と書かれていますが、ライン翻訳では解読不能でした…どなたかわかる方、教えてください!
(追記)これはブラワヨのンデベレ族というらしいです。ちなみにブラワヨはジンバブエの都市だとか。
 
真ん中に写っている男性の顔が差し替えられ、右腕が消されています。また写真自体も2枚目と比べると右側にずらしてあります。
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▲ずらした後。
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次の写真はこちら。
ハイタワー三世がサル使い?の男性と写っています。
 
元ネタの写真がこちらです。(下)
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1923年?にインドでカーペンター・フランセスという女性によって撮られたものです。
(翻訳に自信がないので間違っていたらすいません…)
1枚目にはハイタワー三世が追加されていま
す。
 
続いてもインド遠征の写真。
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ハイタワー三世がゾウの引くワゴンに建つ様子が写されています。
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合成後の写真には、1884年 ジャイプルで撮られたとされています。実際、写真は20世紀初頭に撮られたもののようです。
 
 
作成が大変なので一旦ここまで…
無理矢理な終わり方ですが、みなさんもタワテラ元ネタ写真等を探してみてはいかかでしょうか?
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(追記)
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こちらはラジャーのプール。
現在はメモラビリアになっています。
プールはそこまで広くなかったようです。
⑴まずは右手前にいる綺麗な女性。
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元写真はこちら。(下)

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モデルさんだったのでしょうか?
ラジャーのプールの方は左右が反対になっています。
 
(2)
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続いてはハイタワーさんと横にいる女性二人。
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(http://www.victoriana.com/Fashion/victorian-bathing-suit.html)
元写真はこちら。
不自然な影は男性が横を向いてたからなんですね。
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最後はこちらの女性二人。
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プールサイドに座り込んでいます。
元写真はこちら。
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彼女達もモデルだったのでしょうか?
 
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下が、プール内で泳ぐ男性の元ネタ写真です。
YMCAで泳ぐ男性達の姿を捉えた一枚だと言うことです。
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右奥側と真ん中の男性が写真では使用されているようです。
 
現在のレジ右側に立つ女性の元ネタ写真。実際には岩の様な物に手を置いているようです。
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プールでくつろぐ女性の元ネタ写真。合成後は、写真が反転してあるようです。

(http://www.victoriana.com/Fashion/victorian-bathing-suit.html)

 

ベンチに座る女性と少女の元ネタ。合成する際に左右が反転してあります(女性のみ)。 (victoriana.com/Fashion/victor…)

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*ラジャのプールで見られる女性の水着は、主に1900年代のビクトリア様式のデザインが多いようです。

victoriana.com/Fashion/victor…

上記は、ビクトリア様式でデザインされた水着を紹介するサイトですが、掲載された写真の人物の多くがラジャのプールでも使用されています。

 

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つづいては下のURLの写真。
 
ハイタワーさんと建築家のオスカー・キルノフスキー氏が写っている写真です。
後ろではホテルハイタワーの工事が行われているようです。
下はそれの元ネタ写真。
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1910年に撮られたもので、実際はペンシルベニア駅の工事中の様子だそう。
 
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次の写真はメモラビリアにある、ツアー写真を映すディスプレイの上側に飾られている写真です。
一枚目はこちら。
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タージマハルで撮られたもので、ハイタワー氏ももちろん写っています。
個人的には池に反射してる感じが好きです。
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写真自体は1904年にタージマハルで撮られたものです。
 
 
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 ここから先はウェイティングルームに飾られている写真を紹介します。館内は写真撮影禁止の為、飾られている写真自体は持っていませんが、元ネタ写真を幾つか発見しましたので紹介します。
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19世紀にイスタンブールにて撮られたものです。
彼らはダイバーで潜水服を着ているようです。合成後の写真は左側の人物の顔が、ハイタワー三世に差し替えられています。
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続いてはこちら2枚の写真。
どちらもカナダにて撮られたものだと思われます。
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上の写真は1863年ヴァージニア州(間違えているかもしれません…)にて撮られたものです。
当時は南北戦争の最中でノースカロライナ州への遠征時の様子を写したものだそうです。
 
飾られている写真には、ホテルハイタワーが左側奥に合成されていて、ケープコッドで撮られたような演出がなされています。
 遠征帰りもしくは遠征準備の最中で、荷物を運んでいるのかもしれませんね。
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ウェイティングルームは残念ながら写真撮影禁止ですが、もし良ければ現地で、紹介した写真を探してみてはいかがでしょうか?
また、ツイッターでも随時紹介していますので是非ご覧ください。
 
(ツイッター追記分)